2018年3月16日金曜日

苔テラリウムの育て方 徒長させない方法


新ブログにリライト記事を掲載しました(2019.8.5)
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さて、前回はひょろっと徒長してしまったときのお話をしました。
前回の記事https://yamanashi-michikusa.blogspot.jp/2018/03/blog-post_15.html

ではでは、徒長させない育て方ってどうなの?

【まずは植物(コケ)が徒長してしまう原因】
・加湿
・光の弱さ

の2点があげられます。


今回はまず、加湿を解消する方法について、詳しく解説してみましょう。


テラリウム栽培はもともと、気密性を高くして栽培する方法なので、加湿にはなりがちなのです。それによって、水やり回数が減って手間なく育てられたり、暖房の入った乾燥する室内でも育てられるわけです。



対策①>
フタあり容器で育てる場合の対策としては、マメな換気で空気の入れ替えをすること。
どれくらいすれば良いのかというと。

一日5分間程度。

朝食の時間帯だけ開けておくというのも、わかりやすいですかね。
これをやるだけでも、コケがずいぶん丈夫になります。
できない日は、もちろんやらなくても大丈夫。


※換気をマメに行うと乾きやすくなるので、通常よりは水やりの頻度を増やす必要があります。


対策②>
更に、徒長しやすい種類をうまく育てる方法としては、フタなし容器を使って、育てる方法があげられます。常に換気している状態ですね。



フタなし容器といっても、口の広さ・容器の深さが様々です。


口の広さですが、口が狭いほど、中に湿度を貯えやすく、口が広いほど乾きやすくなります。

口が狭い容器を使った方が、乾きにくいので管理しやすいですが、種類によっては徒長しやすくなります。口が広い容器を使った方が、徒長しにくくなりますが、乾燥しやすくなります。

乾燥による葉先の痛み。種類によっては、極端な乾燥を繰り返すと、こういった症状が出ることもあります。

※ヒノキゴケなどは極端な乾湿を繰り返すと葉先が枯れやすい。




次に深さを見ると、同じ口の広さでも、深いほど湿度を貯えやすく、浅いほど乾きやすくなります。乾湿のメリハリを好む種類であれば、浅い容器を選ぶのが良いですし、シットリした環境を好む種類であれば、深さのある容器を選ぶのが良いです。


※乾湿のメリハリを好む種類・・・スナゴケ、ギンゴケなど
※シットリした環境を好む種類・・・ミズゴケ・シノブゴケ・ジャゴケなど



では、乾きやすくなる、フタなし容器の場合どれくらいの頻度で水をやれば良いのでしょうか?

季節や容器の形状にもよりますが、2~4日に一度水やりする必要があります。

更に話を深くすると、スナゴケのような乾燥系は、水をダクダクにすると痛んでしまい、ゼニゴケのような葉状苔類は、完全に乾燥させると激しく痛んでしまいます。(種類によって調整が必要ってコト。その辺はとっても長い話になるので、また別の機会に←いま本にまとめているからそれまで待ってて。ぷち宣伝




ではでは、全部フタなしの容器で育てればイイんじゃないか??

そーーーなんですが。

2~4日に一度は水を補う必要があり、さらにエアコンを使用している室内は過酷。


手間がかからない・エアコンを使用している室内でも育てられるといった、苔テラリウム栽培メリットが奪われてしまうわけね。

なので、道草michikusaとしては、まずは、フタあり容器で育てやすい種類から苔テラにチャレンジしてもらうのがおススメ(下部参照)

その次のステップとして、より色々な種類を育てたいより自然に近い姿で育てたい、といった人にフタなし容器栽培をおススメしています。



まあ簡単な方法としては、フタがある容器のフタを開けた状態で育てて、乾燥する時期や、長期外出するときだけフタをしめておくのも良いかもしれません。








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フタあり容器で育てやすい種類・・ヒノキゴケ・ホソバオキナゴケ・タマゴケ・ホウオウゴケなど

フタなし容器での栽培を勧めたい種類・・ハイゴケ・スナゴケ・ゼニゴケ・ジャゴケなど

種類分けは、ホームページのコケ図鑑でも分類していますので、参考にしてください。 
http://y-michikusa.com/moss.html










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