苔テラリウムの作り方にも手法が色々ありまして、綺麗に生えているコケを植え付けていく方法や、撒きゴケや茎伏せで芽吹かせる方法など。
道草の通常作品は、生え揃ったコケを植え付けて、定着させる方法で行っていますが、今回は撒きゴケで芽吹かせる方法を解説します。この方法を応用していけば、溶岩石への着生など、さらにハイレベルな作品にもチャレンジできます。
基本SOILを ガラス容器に敷きます。
厚さ5mm程度
水で湿らせます。
今回はこのタマゴケを用意。
直径6cmの容器で5本程度あれば十分です。
タマゴケの葉を、一本一本そぎ取るようにカットして、
SOILに撒いていきます。
茎の部分も細かくカットして、
SOILに撒きます。
茎の部分の方が発芽率が良く、より太い芽が出やすいです。
全体にまんべんなく行き渡るようにして下さい。
フタをしめて完成です。
撒きゴケの場合はここからが辛抱。
芽吹いてくるのに、少し時間がかかります。
(苔のむすまで、、、)
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コケの新芽が出たてのときは、
乾燥に弱いので、
乾かさないように良く観察しながら育てましょう!
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約2ヶ月後、仮根がビシッとはって、小さな芽が出ているのがわかりますかね?
ヨコから。
茶色い糸状に見えるのが仮根です。
上から。
明るい色で見えるのが、新芽です。
更に綺麗に見せるコツ。
富士砂の極細粒を、うすーーーく撒きます。
コケを完全に覆ってしまわないように。
コケの緑がはっきり見えるようになるのと、
コケの基部を覆ってやることによって、
乾きにくくなるので、成長もよくなります。
まだ、新芽がちょこちょこ位ですが、
あと2ヶ月もすれば、結構可愛らしい状態になります。
ちなみに、こちらはスナゴケを撒きゴケ法で育てたもの。
一芽一芽、星の形がはっきり見えるのが良いですね!
いかがですか?
すぐにきれいな作品が完成する方法ではありませんが、
地道に芽吹いていく過程を観察するのも楽しいですよ。
先にも話しましたが、この方法を応用していくと、溶岩石への着生など、より自然な風合いの苔テラ作品を作っていくことができるようになります。その辺はまたゆっくりとお話ししましょう。
【今回使用した材料・道具】
・苔テラリウム用SOIL
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・富士砂(極細粒)
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・タマゴケ
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・ハサミ
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・【ガラス容器】深シャーレ(S)
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