2017年8月23日水曜日

ジャゴケを育てよう 鉢植え編

今回はちょっとひねくれて、ジャゴケの育て方についてあれこれ書いてみたいと思います。

コケ植物(蘚苔類)は、蘚類(せんるい)・苔類(たいるい)・ツノゴケ類の3つのグループに分かれます。




今回テーマのジャゴケは、苔類のグループに属します。ゼニゴケ等もこのグループ。タマゴケやヒノキゴケなど、主として育てる対象になっているのは、蘚類のグループに属するコケです。

何故ジャゴケ?って、それは、タマゴケもゼニゴケもジャゴケもみんなコケだから、育ててみたいじゃないですか!

ちなみに、室内で苔類を育てる場合、ジャゴケが一番初心者向け!
おススメなのです。

一応、ジャゴケのイイとこもPRしておきましょう。


指でこすってみ匂いを嗅いでみましょう。
ジャゴケの細胞に含まれる油体には、マツタケチオールという成分があり、
そう! あのマツタケと同じ香り成分を持っているのだ。
マツタケ、マツタケとイメージしながら匂いを嗅ぐと、マツタケに思えてくる。


光に透かせて観察しよう!
とってもきれい。ウットリ



新芽がハートみたい!
(スイマセン若干Photoshopでイジッテマス...)




さあ、そだててみたくなってきたでしょう!




鉢植え編と副題をつけているように今回は、室内鉢植えで楽しむジャゴケ!
(次回もあるのか?)




では、

ジャゴケの鉢植え作り方!



まず、用意するジャゴケは水洗いして、ゴミを洗い落としておきます。



今回植え込みに使うのは、モスポット。
その名の通り、吸水性が良く、鉢の周りにコケが生えやすい構造のポットです。
最近は普通に園芸店さんで販売されています。



鉢底にネットを敷きます。



赤玉土(小粒)



9分目くらいまで入れます。



水でよく湿らせます。



ジャゴケを置いていきます。
ジャゴケには表・裏があるので注意!









こんな感じに並べてみました。



土とコケの間に空間ができると、すぐに乾いてしまい、
仮根が張りにくくなるので、指でしっかり押さえます。
ここポイント!



赤玉土を追い掛けします。



少し見え隠れするくらい。
完全に覆わないよう注意しましょう。



水でさらに湿らせます。



仕上がりはこんな感じ。



深めのカップを用意し、水を溜めます。
今回は見えやすいように、透明カップを使いましたが、
深めの受け皿でもOKです。



鉢の1/3程度まで水を入れて完成です。
モスポットは水の吸い上げが良いので、これで適度に給水してくれます。


育て方!


ジャゴケは水が好きです。
毎日ジョウロで水をかけてあげましょう。
カップに水を溜めておけば、数日水を与えなくても心配はありません。
ただし、水をかけてあげた方が元気になります。



カップに溜った水は週に一度程度、新しい水に交換しましょう。



置き場所は、直射日光が当たらない明るめの場所。
カーテン越しの窓際でOK。



一ヶ月ほどすると....


ぷっくり新芽が伸びてきた!



ハートと言われればそんな気も。



持ち上げてみると、仮根がびっしり土を掴んでる。



新芽の裏側もこんな感じ。



更に頑張って育てれば~~


折り重なるように、ジャゴケがもりもりやぁーー



モスポットの横にも伸びてきたぞ!

 どうですか、この感じ。


この感じ。

     この感じ。。。








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