コケを食べる会活動の様子は、新しいブログにまとめました。
こちらの記事をご覧ください。
↓↓↓
つい先日、ジャゴケをつまみにちょい飲み会を企画した。
ジャゴケは見た目はグロイのだが、
指でこするとマツタケのような香りがする不思議な苔。
細胞の中にある油体という部分に香りがあるらしい。
以前参加した、コケ観察会で、
香りの話を教えていただき、
気になっていたコケ。
ちなみに見た目の悪さから、
テラリウムや盆栽で販売してもほぼ売れない。
たまに、ちょーーーコアなコケ好きが買ってくれるけど・・。
マツタケ臭なのだから、炊き込みや、お吸い物にしたら、
代用品になるのかと思い、笑い話として話をしたりしていたが、
いやいや、本当に食べることになるとは。
正直、生で食べた時に美味しい感じがしなかたので、
調理まではチャレンジできずにいた。
昨年12月だったか、
所さんの目がテンで、ジャゴケを食べているではないか!
おお、調理すると案外行けるのか。
放送日の翌日、たまたま兵庫のカフェで苔イベントを開催。
何故か大量のジャゴケを所持(←もう運命としか・・)。
カフェのオーナーに恐る恐るお願いして、
ジャゴケを素揚げにし、トークイベントに参加してくれたお客様に、
半ば強制試食。
・・・・・ う、うまい。
そん時の素揚げ。
で、上の写真をアップしたら、
多くの「えーーーー」という反応のなか、
試食会を企画したいというド変態が(←間違い「心優しい人が」)、
とここまでが、今回のかいを開催するいきさつ。
まずは、調理用のジャゴケをまとまった量手に入れねば、
ということで、いつもテラリウム用の苔をおねがいしている、
宮崎県の生産者さんに連絡。
コケを生産している生産者さんなのですが、
まあ、ジャゴケは生産するほどのニーズはないので、
自然採取品。
食べるから、綺麗なところ送ってとオーダー。
恐らく、お金出してジャゴケ仕入れている人、それほどいないかと。
シダなど生えている斜面にもっすーーー
水気の多い、斜面に生えていることが多いかな。
まず何より大変なのが、
ジャゴケは土の上に生えていて、コケの裏は仮根がびっしり。
その仮根に土やらゴミやら、
育てるようなら、適当に洗えばよいが、
口の中に入れるとなると・・。
自分だけならまだしも、他人を巻き込むので、
2晩かけて洗浄~~。
こちらは、鉢植え栽培のジャゴケさん
植え付けて、4ヶ月くらい。
料理の紹介に行く前に、ジャゴケのグロさを。
コケ表面の蛇のうろこ模様に見えるのが、
ジャゴケ(蛇苔)たるゆえん
こ、これたべるの・・
光にすかすときれいかも。
キノコみたいな雌器托が伸びてきます。
この部分美味しいかな・・。
今度チャレンジしてみよう。
本日のメニュー。
ジャゴケのフルコースではないか!
素人料理ではなんだ、ということもあり、
プロの料理人が企画に参加していただき、
しかも、年末に試食会のための試作会まで、、
バカな企画に本気で楽しんでくれる人たちサイコー。
ジャゴ料理の様子を少し紹介。
乾煎りしたジャゴケで作った、ジャゴパウダー
まさかのデザートまで。
ジャゴケの白玉。
白蜜で美味しくいただけました。
ジャゴふりかけ
ONしたおにぎり
始めは、恐る恐るつかう、ジャゴパウダー。
そのうち、みんな普通に振りかけるようになっていたのが面白かった。
竜田揚げ、これは居酒屋のお通しで出てきても
香ばしくて、普通に行けるやつ。
みそ汁。ワカメじゃないよ。ジャゴケだよ。
これは結構ジャゴケの香りが生きている感じでした。
途中で、ホワイトリカーに漬けた。
ジャゴケ酒。
ハブ酒とか、マムシ酒あるんだから、ジャゴケだって。
一ヶ月半くらいの漬け込み。
香りの抽出具合は、これが一番出ていたかも。
果実酒のサイト見たら、
やっぱり氷砂糖とか入れた方が良いみたい。
今度は改良版作製します!!
ジャゴぺペロン
まあ、プロの方が作ってくれたので、
どれも美味しいわけで、
苔料理のみで、お腹いっぱい満たされて。
40を迎える道草おじさんに、ジャゴマフィンも。
びっくりぽんや。
苔モチーフのケーキでお祝いしてもらう人はいたかもしれないが、
本物ジャゴケが入ったケーキでのお祝いは、
本当に世界初かもしれん(感涙)。
食後は、ジャゴ茶でスッキリ。
コケ友さん達とのトークも弾んで、
体の内から外からコケまみれになりました。
参加してくれた皆さん、
一緒に企画してくれた皆さん、
ありがとうございましたー。
また、こんなおバカなイベント開催したいな~
☆どんなコケでも食べられるわけではなく、有毒のものもあったり、
一緒に自生している地衣類や菌類に毒がある場合もあるので、
むやみに食さないようにして下さいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿