2016年8月20日土曜日

青木ヶ原樹海にてコケ散策


屋久島あきらめたかわりに近くの苔スポットを回る夏2016

金沢・北八ヶ岳に続いて 第三弾。



青木ヶ原樹海にコケ散策へ。

西湖のコウモリ穴 駐車場から、散策路があります。

竜宮洞を通って、コウモリ穴にもどるコースで歩いてみました。

3kmくらいなので、たいした距離ではないのですが、

まあ、コケを見ながら、写真を撮りながらはなかなか進まないのです。






富士の樹海といえば、自殺の名所的な怖いイメージがありますが、、、

すれ違う人が少なく、明るいうちはワクワクコケ観察していたのですが、

流石に曇ってきて、薄暗くなるとちょい怖い感じがしました。






一度、自生環境を見てみたかったクジャクゴケ。

まさにクジャクが羽を広げたようなお姿は、コケ萌えします。

ちょうど胞子体が伸びていく途中で、これまたワクワクな状況。





これまた、まだ自生環境を見ていなかったコウヤノマンネングサ

やっぱり、フジノマンネングサと同じように落ち葉が堆積するような場所に生えています。

フジノマンネングサよりは標高が低い場所に生えるようで、

北八ヶ岳や清里には生えていません。

(今回散策したエリアが、標高900m)

コセイタカスギゴケ と イワダレゴケといった、亜高山帯に生えるコケも

かろうじて見ることができました。

そういう意味では贅沢なエリアか?




テッパンで誰が見てもきれいなのは、ヒノキゴケですかね。





大きな群落がいくつも見られたのですが、

倒木上のものは茶色が目立ち、地面に生えたものは青々していました。

基物の違いで、どうしてこのようなことになるのか気になるところ。

栽培のヒントになるものが落ちているのも、自生地。



コケの自生環境とともに今回写真に撮っておきたかったのが、

溶岩石に生えたコケの様子。

これまでも溶岩石をレイアウトに組み込むなど、

富士の樹海をイメージした作品を作ってきましたが、

やっぱり、岩に生えたコケの様子を再現してみたい。

そう思うのです。










夏の間にもう一カ所くらい行けるかしらと、

欲張りにおもう今日この頃。

そして、来年こそは屋久島へ行くのだ。






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