2015年6月23日火曜日

苔テラリウムの育て方 明るさについて


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苔テラリウム管理あれこれ。
今日は明るさについて。


コケってなんだか暗くてジメジメした場所に生えてるような―。
なーんて思っていません?

その暗くってって部分が厄介なんですよね。
窓がないような部屋でも育ちそうなイメージを与えている。。。
結構、窓がない玄関で育ちますか?
って聞かれます。


はい、育ちません


コケは植物の仲間で、光合成して生きていますので、やっぱりある程度の明るさが必要なんです。
まあ植物の中では、それほど強い光でなくても光合成できる方の仲間になります(陰性植物)。
(日陰に生える植物はこっちの仲間が多いのね)



簡単な目安で言いますと~
新聞などの文字がちゃんと読める位の明るさは最低必要になります。
それって結構明るい。


ただし~、日中の直射日光苦手です。


柔らかな光が、長い時間帯当たっている場所が好きなんです。
(柔らかな光って、、、なんだか抽象的な表現でわかりにくい?)


例えば、曇りの日や雨の日、屋外の日中の明るさを思い出して下さい。
部屋の中と比べると案外明るいんですよね。


直接日が射し込まない、北側の窓際なんても良いです。
小窓が付いたお手洗いなどは、そういうポジションになります。


いやいや、うち全く窓ないし~。
防犯上、シャッター閉めて出かけるし~。
みたいなお宅の場合。


太陽の光でなく、人工照明でも育てることができます。
(LEDや蛍光灯など)
因みに、道草では水草用のLED照明で苔テラ栽培しています。
最近は家の中で野菜を育てたりするためのLEDなども市販されているみたい。
照明用よりも、植物育成用に販売されている物の方が、波長域が植物にあっているのかなと思います。
コケは水生植物に近いので、水草用をチョイスしてみています。


道草で使っているのこれ ⇒ コトブキLED
一応コストパフォーマンスが良いのでという選択。


LEDにも色々な光源があります。
光合成だけ考えたら、赤色だけでも良いみたいなのですが、光形態形成に遠赤線や近紫外線が必要になるので、白色LEDが入っている方が良いのだとか。
因みに白色LEDは青色LEDに黄色の蛍光体を塗ったものが多いらしいので、青色が強く出ているみたい。波長域が広くて、赤外や近紫外も少し出ているので良いんだって。

LEDの波長域や、植物にとって有効な波長の話は、ググると色々出てくるので調べてみて。

図解でよくわかる 植物工場のきほん
この本、その辺の話がわかりやすく書かれていました。
文字より図が多いのが嬉しい。




話しがとっても脱線気味になってきましたが、、、



まあ、コケのためのLEDを家に置く人もなかなかいないでしょうか、、、
でもね例えば、10時間近く照明がついている、オフィスやショップ、飲食店などなど、
窓が無くても、字が読める程度の明るさが長く保たれる場所であればOKなんです。


道草が納めている店舗でも、百貨店のなかなど長時間明るい場所では、結構成長が早いことも!



そういう話になってくると、夜帰ってから明かり付けているけどそれじゃダメ?
ってなりません?

まあそれでも良いんですよ。
ただし、ある程度の時間が必要なんですね。
出来れば8時間程度は光に当ててあげると良いです。
(根拠はないが、色々試してみた結果そんな感じ)
(ちなみに長く光を当てているほど成長早いです)
(光合成収支は温度とも関係してくるので、本当はその辺も考慮する必要があるのだけど)
(今日は明るさの話なので、、、)




さてさて、写真を一切いれない支離滅裂な文章に、そろそろ耐えられなくなってきた頃かと。


簡単にまとめますと。

・短時間の強い光より、長時間の優しい光。

・文字が読める程度の明るさ

・8~10時間程度明るいとよい

・人工照明でもOK

・直射日光はNG


※今回のお話しは、道草が苔テラに使っているコケちゃんたちのお話しです。
コケの種類によっても光の求め方が違いますので、その辺は考慮して下さいね。



次は、苔テラ夏の暑さ対策をあれこれしてみたいと思います。







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