土日と北八ヶ岳苔の会主催の森フェスティバルに参加してきました。
前置きしておきますが、
若干いつもより長文・写真多めになります。。。
北八ヶ岳 白駒池周辺にはコケの森が広がり、
まるでもののけ姫に出てくる森のよう。
日本蘚苔類学会によって「日本の貴重なコケの森」に選ばれています。
屋久島に行かなければこういう情景は見られないものと思っていたが、
こんなにも近くにあったとは。
清里中心に 八ヶ岳南麓の森には良くコケをみに行くのですが、
コケの厚みというか深さが違うような感じがしました。
北八ヶ岳には485種類のコケが確認されています。
日本に自生しているコケの種類が約1800種類ですから、
北八ヶ岳のコケの豊富さがわかります!
標高約2000m
亜高山帯に自生するコケがメインになります。
さて森フェスティバルは、観察会がメインのイベント。
今回は蘚苔類の観察会に加え、地衣類の観察会も!
蘚類の専門家 国立科学博物館の樋口先生。
実にダジャレがお好き。
そしてわかりやすい!
コケに群がる参加者。
地衣類の専門家 国立科学博物館 大村先生
わかりにく生き物を楽しく教えてくれました。
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苔類の専門家 古木先生のお写真がどっかいっちゃった。。。
古木先生ゴメンナサイ。
黒こげじゃないよクロゴケ
高級織物と言えばミヤマチリメンゴケ
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と、樋口先生が作ったコケかるたを見ながら名前を憶えていくのです。
失礼ねわき毛じゃないわカギカモジゴケ
というのがしばらく頭から離れず、ほかの名前を覚えるのを邪魔されたような・・。
写真うまく撮れていませんがヒカリゴケです。
ヒカリゴケ光を反射しているだけで、
自分で光るわけじゃないんですよ。
ダチョウゴケ。
今回のお気に入り。
フジノマンネングサ。
今回はコイツの自生風景が見たかったのです。
広葉樹の下にはえています。
広葉樹の下は落ち葉が積もるため小さいタイプのコケは生えることができず、
フジノマンネングサの独壇場~!
似た種類にコウヤノマンネングサがありますが、
コウヤよりやや小ぶりで、葉の枝分かれが多いので繊細に見えます。
自生地はコウヤノマンネングサより標高が高い場所にはえているということ。
この子もいつまでも見ていたいコケちゃん。
ホソバミズゴケ。
ミズゴケは湿地帯のものかと思ったら、
腐植土上に自生するタイプもあるんだそうで。
清里で見かけたのもこれですね。
セイタカスギゴケの胞子体。
上がセイタカスギゴケ
下がコセイタカスギゴケ
なぜかこの順番で生えている。
折角なので地衣類の写真もアップしていきましょう。
地衣類って何?ってかたは
国立科学博物館のページに地衣類の解説がありましたので
⇒
地衣類はコケと名前が付くものが多いのと、生えている場所がにているので、
コケの仲間と思っている人が多いのですが、まったく違う生き物!
コケは植物の仲間で、
地衣類は菌類なのでキノコやカビの仲間なんです。
正確には菌類と藻類の共生体。
混沌と生える地衣類。
小さくなってこの中に入りたい!!
宿泊した青苔荘で販売していた
コケ丸おにぎり
その他、スライドを使った講義や夜の観察会などなど、
夜中までコケの話しで盛り上がれるコケ変態大勢いて、
充実した2日間となりました。
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